HD-CUBE 5つの特長

スピーディな処理性能
現場のテンポを崩さない軽快な操作レスポンスを実現。 FAST
柔軟なシステム構造
”他にないカスタマイズ力”で施設ごとの運用に最適化。 FLEXIBLE
要望に応じて進化し、現場の声を反映し続けます。
低コスト・高効率
オープンソースベースの構造でライセンス費を削減。 EFFICIENT
BCP対応のバックアップ
綿密なバックアップ機能で復旧も容易。事業継続性に優れています。 RELIABLE
安全設計・高セキュリティ
医療データを守るための堅牢なセキュリティ構造。 SECURE
アクセス制御とログ監視で、常に安全な環境を維持します。

製品バージョン

WEB版

透析記録を電子運用にすることにより、指示、指示受け、Wチェック、診療録なども電子化されます。
それをベースに、コンソール、体重計、レセプト、電子カルテなどと連携し、帳票印刷を最小化します。変化の大きい時代に、コンパクトかつシンプルな運用で、スタッフの増減、患者様の増減にスムーズに対応できます。

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PC版

透析記録を紙運用される場合に、違和感なく、しかし、指示、条件変更、スケジュール変更などは確実に適用されるよう、安心して運用される場合に適しています。

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BASIC版

PC版から一部の機能を外し、必要最小限の機能に絞ることにより、イニシャルコストを抑え、透析治療における患者様の透析条件の管理を安全確実に行うことが目的の場合に適しています。
後々、他のバージョンにバージョンアップ可能です。

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業務フローと機能対応表 Function Overview

※ 各機能はシステム設定やバージョンによって一部異なる場合があります。
○はシステム化、△はオプション

区分	日常業務	定期検査日	胸部レントゲン・心電図	定期処方日	その他
透析前	ベッド表 ○ 資材・薬剤準備表 ○ コンソール条件送信（事前AM7:00） △ 体重測定 △ コンソール除水指示送信 △	依頼データ作成 △（事前登録可）オーダー送信△ スピッツシール印刷 △ （採血）	胸部XP撮影依頼 △ CTR入力 ○ （画像連携） △ 心電図依頼 △	投薬指示変更 ○	紹介状 ○ 看護サマリー ○ 検査結果取込 ○ 新患登録 ○ 保険情報取込 △ 統計（院内） ○ 年末学会報告 ○ 薬剤等マスタ連携 △
透析中	バイタル記録 ○ バイタル・モニターデータ自動取込み △ 経過記載 ○ 臨時処方 ○ 指示変更・透析条件変更 ○ 所見記載 ○			処方データ作成（一括）○ （臨時薬追加・残薬調整）
透析後	経過記載 ○ 所見記載 ○ 実施内容送信 △ 投薬指示変更 ○ 指示変更・透析条件変更 ○	（後採血）（依頼表、スピッツ渡し） △ （依頼表印刷）○	透析条件変更 ○	処方発行（一括）○ （薬剤交付）

標準的な機能 Standard Features

※ 機能限定版では、一部の機能が組み込まれておりません。

患者総合情報： 患者様の情報を一元管理。基本情報、透析条件、既往歴、保険、定期薬、その他情報などを登録・参照。サマリー印刷にも対応。
ベッド管理： 透析曜日・時間帯・ベッド番号をもとにスケジュールを自動展開。ベッド移動、臨時透析や旅行透析にも柔軟に対応。
透析記録： 透析条件から透析記録を作成し、バイタル・経過記録・装置モニターなどを統合管理。
体重測定： 測定時に除水計算を行い、除水量の異常値があればアラーム表示。連携がある場合は、この時コンソールに除水指示を送信。結果は透析記録に自動反映。
指示変更： 透析条件の変更指示を登録。先日付・戻り指示も可能で、実施日に自動反映。
検査依頼： 検査予定を登録し、依頼表を出力。クール単位・グループ単位で一括作成が可能。
検査結果： 検査結果データをMINT形式で取り込み、自動で反映。※ MINT形式：日本透析医会策定の形式。一検査項目一行のデータ結果取り込み時に、KT/Vを自動計算します
二号用紙・医師所見： 指示変更・処方発行などを自動記載。所見・その他指示を共有し、カルテ構成を統一。
投薬指示： 定期薬・臨時薬など、患者ごとの指示内容を登録、管理。定期処方作成時には、指示内容から一括転記し処方を作成。
処方： 定期処方・臨時処方を作成し、処方箋を印刷可能。この時、個別に投薬指示の内容を一括転記可能
CTR一括登録： 一覧画面からCTRを登録。履歴をもとに自動グラフ化。
紹介状： 紹介状の作成と再利用が可能。
資材準備表： スケジュールを基に資材表を自動作成。透析準備を効率化。
管理帳票： 各種管理用帳票を出力し、業務の見える化をサポート。
統計： 透析実績をもとに、各種統計を自動作成。
条件変更履歴： 透析条件の変更履歴を表示・印刷可能。
マスター管理： 各種マスターを管理し、権限設定によりユーザーアクセスを制御。

オプション・カスタマイズ例 Optional Features & Customization

※ オプションは標準に含まれない開発済みの機能、カスタマイズは個別開発の機能です。

透析コンソール連携： 共通プロトコル ver3・ver4・混在、メーカープロトコルに対応。体重測定時に除水指示送信、透析開始後はバイタル・警報・履歴などを取得。ver4では装置時刻の一括設定も可能。
体重計連携： 体重計から測定値を自動取り込み。エー・アンド・デイ、大和精衡、seca、パラマウントベッドなど各社対応。
電子カルテ・医事システム連携： 各種カルテ・医事システムと多数の連携実績あり。ソケット／ファイル／DB参照など多方式対応。ORCA連携（Claim、Web API）にも対応。
画像連携・CTR計算： 画像システムから画像を取り込み、4本垂線を付けるだけでCTRを自動計算。
電子保存： 厚労省の電子保存三原則に準拠。透析記録や処方箋などを電子保存し、HD-CUBEを電子カルテとして利用可能。
フットケア： 観察内容や画像を登録し、足病変箇所の経過などを管理。
ICカード・診察券連携： 体重測定時にICカードまたは診察券で患者様を呼び出し。
処方箋QRコード： 処方箋にQRコードを印刷し、薬局で内容を自動取り込み。
回診簿： 回診に特化した画面で、検査・投薬・注射状況を時系列に表示し、指示変更もスムーズ。
転院サマリー： 群馬大学岡教授監修テンプレートをシステム化。群馬県内施設様には無償提供。
入院温度板： 時系列バイタルグラフと入院必要事項の入力画面を提供。
検査グラフ： 腎機能・貧血・電解質・骨密度など、機能グループ別に検査結果をグラフ化。

販売価格・推奨動作環境

	HD-CUBE WEB版	HD-CUBE PC版	HD-CUBE BASIC版
販売価格	240万円（税別）	140万円（税別）	90万円（税別）
（実質販売価格）	400万円～800万円（コンソール連携、カルテ連携、電子保存、画像連携、導入費、データ変換費など）	200万円～600万円（コンソール連携、カルテ連携、電子保存、画像連携、導入費、データ変換費など）	150万円～200万円（導入費、データ変換費など）
ライセンス	制限なし	制限あり（追加可能）	制限あり（追加可能）
構成ハード	サーバー、体重計用PC、タブレット	サーバー、体重計用PC、その他クライアントPC	サーバー（PCでも可）
推奨環境（サーバー）	Windows Server 2016～ Debian/Linux10～ CPU Xeon E5、E、Silver、Gold（4core～）メモリ16GB～	Windows Server 2016～ Debian/Linux10～ CPU Xeon E5、E、Silver（4core～）メモリ8GB～	Windows Server 2016～ Debian/Linux10～ CPU Xeon E3、E5、Core i5（4core～）メモリ8GB～
推奨環境（クライアント）	Windows11、iPad、その他タブレット	Windows11 CPU Core i5、メモリ8GB	Windows11 CPU Core i5、メモリ8GB